大学学部紹介②
こんにちは。
東進衛星予備校沖縄プラザハウス校の仲宗根です。
皆様は日本の大学の数をご存知でしょうか。
平成29年の集計結果では日本の大学数はなんと
764大学(国公立169大学、私立588大学)
学部学科に関しては
2307学部5146学科
こんなに多い大学の中から志望大学を探すことって大変ですよね?
私が生徒と進路面談を行う時に、ある程度自分の進路を見つけやすくするための情報をお伝えします。
まず、大学という場所は研究・学問をする場所です。
どんな事を学ぶのかと言うと、
社会・世の中にある様々な価値観や物事を研究し、「自分がどのように生きていくのか」を考える場になります。また、自分の周りの社会環境を学び、どのように社会に関わっていくのかを考え、またはそれを実現する場所でもあります。
主体性を持って学びに行く場所なので、なにも考えずに大学生活を過ごしてしまうと、なにも得る事が無く卒業。となってしまうことになります。
では、本題です。上記では2307学部ありますとお伝えしましたが、大きな枠組みで分けると4つに分けられます。下記に列記しますので参考にしてください。
①人文科学系(文系)
ここは言語や文学、芸術などを通して「人間」について研究するところです。
学部例としては、哲学、歴史学、心理学など
心理学が分かり易いと思います。心理学は、人間一人の心の動きを観察し、どのように人がふるまうのかを研究する学部ですね。
②社会科学系(文系)
私たちにとりまく社会と人との関係や社会のシステム、ルールを研究する学部です。
学部例は法学部、政治学部、経済学部など
社会科学は社会全体が研究対象となるので研究テーマを都市、流行、福士、国際社会、環境問題等、多種多様であるので自分が学びたい事を選択することが出来ます。
③自然科学系(理系)
自然界にある原理や法則を解き明かし、社会に生かしていく学問です。
この学部は更に2つに分ける事が出来ます。
Ⅰ、理学部
自然界の原理を追求していく学部です。すでにあるものを見つめ直し、「物事を根本から理解する」ための学部です。
学部例は、物理学、数学、地学など
実益があるかどうか社会に役に立つかは関係なく、知的好奇心を満たすために研究をする学部と考えてもらったら良いと思います。
Ⅱ、工学部
理学部の研究を元に、社会の課題を解決するための科学的なアプローチを研究する学部です。簡単にお伝えすると社会の不便を解決する事を目指している学部です。
学部例は、機械工学、電子工学、航空工学など
機械工学がロボットなどと想像しやすいと思います。世の中を便利にしてきた事が工学部と言っても良いでしょう。
忘れてはいけないことは理学があっての工学部なのです。
ロボット研究などは物理学や数学が根底にあります。
④総合系
文理横断型。社会においては文系、理系に分けては解決できない事が数多く存在します。理系と文系の両方からアプローチしていく学部です。
学部例は教育学部、環境学、教養学など
生徒とは上記4つの学部の話をお伝えして、興味がありそうなものを面談で深めていきます。
ただし、文系、理系と分けて話ましたが、経済学部に進んでも理系数学が必須など、文系の学部に進んでも理系の勉強はすることになる事が多いです。逆もまた然り。
ですので、文系理系に縛られることなく、幅広く勉強しておくことはその後の役に立つことでしょう。
大学を探している方は参考にしてみてください。