次回の試験に向けて
5月になり、風もやわらかに吹くこの頃です。
生徒の皆さんにとっては大型連休中、家族で楽しく過ごされていることと存じます。
さて、先月は中学3年生にとってとても重要な「おきなわ県模試」が実施されました。
初めて触れる「高校入試レベル」の問題に各々がいい刺激をもらったことでしょう。
共学琉大セミナーの中学3年生は毎年この時期に「おきなわ県模試」の結果を受けて受験生としての意識が開花します。結果を同封いたしましたので、家族団らんの場でご確認をお願いします。
良い結果の子もそうでない子もいることでしょう。しかし、同じ「物事」でも捉える人間の意識一つで好転・暗転が生まれます。共学琉大セミナー生にとって最も大切にしてほしい「物事の捉え方」は次の3つ。
①現状を把握する。
テストの結果は一喜一憂するためだけのデータではありません。自分の現状を正確に、より深く見つめる為の機会にすることができます。結果に落胆したり、興奮するだけでは、「テストの効果」が十分に発揮されたとは言えないでしょう。「テストの結果」はあくまで診断書です。ささやかな心の揺らぎがあったとしても、それに終始するのではなく、現状を把握することに注力することが肝要です。まずは、細かく示された弱点をリストアップしましょう。
②目標の明確化・差異を認識する。
生徒の皆さんには、自分で設定した目標はあるでしょうか?目標があるのならそれを漠然としたものではなく、明確化して現状と照らし合わせましょう。その差が大きいからこそ、そこには多くの生徒が目を背けたくなる事実が溢れています。頑として直視することが大事です。
現状点から目標点まであとどれくらいか、それが必要とされる努力です。
③ 自ら動く。
環境や他人に頼っては問題を打開できません。受験を成功させる最も重要なパワーを持っているのは、ご両親や教師ではなく自分自身です。日々イメージトレーニングの授業を受けているセミナー生はこのことを良く理解しているはずです。
この時期になると、多くの中学校では、特に大きな試験もなく、緩やかに授業をすすめています。今こそ差をつける好機ととらえましょう。
共学琉大セミナーは成長をたしかめる機会があふれています。
休み明けに実施される育伸テストではみなさんの実力を発揮してください。
共学琉大セミナー
塾長 福山 冬威
(5月1日 会員向け月刊新聞「共琉だより」第220号より一部抜粋)
(画像提供元 https://unsplash.com/photos/cSXNVDGJRtA)