中学生「内申点って何!?」
中1生・中2生と保護者のみなさまへ
晩秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立 てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、12 月に入り、中学生にとっては学年末の内申点に大きくかかわる「学年末 試験」が迫ってまいりました。
中 1 生、中 2 生にとって高校入試はすごく先のこと で、まだまだ実感がわかない事と思われますが、高校入試では中 1 生・中 2 生の頃 の内申点が大きく影響します。
そのため共学琉大セミナ−では中 1 生・中 2 生に対 して「冬期講習」という形で学年末試験対策を実施して参ります。
学年末試験は 2 月に実施されます。
2 カ月以上の時間を通してしっかりと対策することで万全の対策 で臨み、良い内申点を確立することで、高校入試を盤石なものとしてまいります。
まだ入塾されてない方へは、この冬期講習から「早期入塾」を強くお勧 めします。
3 年生ま で部活動や文化活動に専念しながらも第一志望合格を確実なものとしていきましょ う。
「内申点」とはなにか
内申点とは、通知表の「学習の記録」に記載される各教科の総合評価の評定(最小1 最大5)から算出される点数です。
左図参照
1学年あたりの内申点の算出方法が以下の計算式に当てはめます。
※沖縄県立高等学校の場合のみ。一部の私立高校・高等専門学校は算出方法が異なります。
そして高校入試に利用される内申点は3学年分の内申点の合計です。
高校入試では「3年分の内申点」と「当日試験の点数」を併せて判定されます。
下記の画像は、高校入試模擬試験(普天間高校の場合)の合格判定を表しています。
例えば、、、
沖縄県中頭地区で人気の「普天間高校」を志望する中学2年生のAさんがいたとします。Aさんは中学1年生から精力的に部活動に専念しており、学業の成績も悪くない(オール4)ので
「高校受験も問題なく合格できる!」
と自負していました。
ところが、
3年生になって初めての「高校入試模擬試験」を受験した結果
下記のような結果になってしまいました。
この場合、
Aさんが現在の内申点のままで合格するためには「偏差値75以上」という「県内トップ」の学力になるまで勉強をがんばらなくてはならない状況でした。(下図参照)
それではあまりにも現実離れした目標になってしまう。
そこでAさんは「内申点をあげる!」という方法に着目します。
ただし、三年間のうち既に2年分の「内申点」が決定してしまっている今、伸び代が十分とはいえません。
3年生から心機一転、努力をしてオール5の快挙を成し遂げる目標を立てました。
しかし、それでも結果に照らすと、、、合計内申点143点
ご覧のように、、、
内申点とは、基本的に「過去の結果」なので、3年生になった時点ではほとんど「伸び代が無い」状態になってしまっています。
この状況は、志望する学校が、
難関高校になるほど顕著にあらわれます。
それでも安全圏に入るためにAさんは、
①3年生の通知表は必ずオール5を達成する!
②偏差値をあげるために学校の勉強とは別に、家庭学習で1・2年の学習範囲を復習する!
という二つの目標を同時に追わなければならなくなります。引退まで部活動を頑張りたいAさんにとってはとても辛く波乱な受験期間の幕開けとなってしまいました。
Aさんはこのとき思いました。
「1・2年生の内申点があともう少しだけ高ければ!こんなに辛い受験勉強にはならなかったはずだ!」と。
fin
さて、この文章は
中学1年生、中学2年生とその保護者様へ向けて書いたものです。
中学1年生にとっては未だ「3年分」、中学2年生にとっても未だ「2年分」の評定を変えるチャンスがあります。高校入試に使われる評定は「最終評定」だからです。
ここまで、お読みになられた方は、次の「学年末試験」がいかに重要かおわかりいただけたことかと思います。
Aさんが体験した「辛い受験勉強」ではなく、「笑顔で乗り切る受験勉強」を共学琉大セミナーは目指しております。
受験は中学1年生から始まっている。
と、いうことです。
だからこそ早期から入塾してしっかり対策すればどんな志望校にも合格が可能です。
3年生から塾に入塾する生徒の多くから次のような言葉をよく聞きます。
「知らなかった。」
「知ってたら1年生から頑張ったのに!」
情報がない(知らない)ことはとても怖いことです。
共学琉大セミナーでは1年生のうちから授業の節々や面談時に受験について「熱く語る」ことが多くあります。
今回は通塾生だけでなく、沖縄県内の多くの中学生により良い情報を提供できるようにと願い、ブログの更新とさせていただきました。
共学琉大セミナー
塾長 福山 冬威