ピンチをチャンスへと変える
沖縄の小中学生
そして保護者のみなさんこんばんは!
塾長の福山冬威です!
8月になりようやく各小中学校では少し遅れて夏休みがスタートいたしました。しかし、喜びもつかの間、新型コロナウィルス感染症が再び感染拡大をおこし、沖縄県は独自の緊急事態宣言へとふみきりました。その結果、沖縄県民は8月の中旬まで活動自粛を余儀なくされています。小学校では度重なる臨時休校により本来の学習課程を終えることが困難な状況となり、来年度の沖縄県立高校入試は出題範囲の短縮まで決定されてしまいました。このように今年度は小中学生の学習面においてまさに「逆境」といえる状況でしょう。
そんななか、共学琉大セミナーの生徒たちはたくましく日々の学習に取り組んでいます。4月から先駆けてオンライン授業の体制を整えたことが功を奏し、例年と同じように中3生は1日7時間、小6生は1日6時間の授業をこなし、順調に受験に備えております。また受験生以外の学年も「夏期講習」としていつもより多めの授業をこなすことで、学習の遅れを防いでいます。6月・7月以降に入塾された生徒たちも柔軟に対応してくれました。それだけでなく、オンライン授業だからこその楽しみ方もみいだしております。保護者様においても、オンライン授業のために新たにタブレットを購入されたご家庭や、環境整備として軽工事を行ったご家庭もあるとうかがっております。保護者様から頂いたご理解やご協力の例も枚挙にいとまがありません。生徒・保護者様そして講師スタッフの連携により、子どもたちには高度な学習環境を提供するに至っております。その効果は定期試験の席次や受験の合否によって示されることと確信しております。
経営の神様といわれる松下幸之助さんの言葉をお借りします。
逆境もよし、順境もよし。要はその与えられた境遇を素直に生き抜くこと
小中学生の勉学に限らず、現状のなかで自分ができることを全力でやるということはとても肝要です。「ピンチをチャンスに変える」という考え方は、強く生きていく術ではないでしょうか。そして共学琉大セミナーの生徒たちはそれができていると私は確信しております。生徒たちが後に、「小中学生の時代、コロナ禍によって生きる力を育むチャンスを与えられたことは幸福だった。」と語ることのできる強い大人に育つことを願って、日々教育に携わってまいります。
共学琉大セミナー
塾長 福山 冬威
(8月1日 会員向け月刊新聞「共琉だより」第211号より)