求められる「臨機応変」さ
5月に入り、春も締めくくりの季節となりました。例年であれば、卒業式や入学式、新しい生命の息吹にも心を馳せ、めでたいことの多い季節のはずでした。しかし今年度は新たな感染症対策により、国家までもが右往左往し、混乱の中での幕開けとなってしまいました。たとえそんな中でも、子どもたちが明るく元気に日々を過ごしている様子を見ると、子どもたちならでわの「逞しさ」や「適応能力の高さ」を目の当たりにし、とても感銘を受けます。このような事態だからこそ子どもたちのように、明朗に前向きに日々の生活を送っていきたいものです。
さて、共学琉大セミナーでは、「緊急事態宣言対象地域の全国拡大」を受けて、生徒とそのご家族の安全を第一に考え、宣言発令の当日から生徒を教室に招き入れる「従来の授業」を全面停止いたしました。しかし、小中学校も臨時休校の延長が続く中、私どもの授業まで途絶えてしまうと、大きな学習期間の空白がうまれ、それは後々大きなしわ寄せとなります。そこで共学琉大セミナーは、生徒の安全を確保しながらも途切れることない学習を続けていくために4月20日から「オンライン授業」を開始いたしました。「オンライン授業」を開始してから2週間ほど経過しましたが、対面できない不便さよりも、むしろオンラインの機能を駆使し、より授業の質を向上させることに成功しました。今後は、三者面談や個人面談にも積極的にオンラインを活用していく構えです。
今後の世界の潮流はまだ見通しのきかない段階ですが、これまでとは違う情勢へと不可逆的に変わっていく事が予想されます。「従来」にとらわれずに常に「臨機応変」な対応、そして仲間を大切にする「チームワーク」が求められ事でしょう。共学琉大セミナーも日進月歩で常に変化しながらも、生徒・保護者様にさらに喜ばれるよう、既存事業、新規事業へと邁進してまいります。
保護者様におきましては未曽有の防疫対策により、心労の多きこととお察しいたします。くれぐれもご家族の健康を第一とし、ご自愛ください。
共学琉大セミナー
塾長 福山 冬威
(5月1日 会員向け月刊新聞「共琉だより」第208号より)