中学部「交流合宿」
自分の根本を信じる
勉強や部活等といった多くの分野で子どもたちは「努力する事」が許されています。
しかしながら、「努力」という言葉を聞いて、皆さんはどのような「感情」を抱くでしょうか。
中学生にとって「努力」とは「辛いモノ」「大変だ」「憂鬱だ」とネガティブに感じる子もいれば、「優越」「希望」「前進」「充実」とポジティブに感じる子もいます。
日々、多くの生徒と接する機会がある私どもにとって、同じような「努力」をしている子ども達の中でも圧倒的に後者の方が勉強面において点数を飛躍的に伸ばし、結果に繋げている事例が多いように感じます。
「自分の能力を伸ばす」という共通の目標がありながら、その過程である「努力」に対する感情にこうも結果が左右されるのは何故なのか?
その答えは科学的に証明されています。勉強もスポーツも脳がいかに「上手に」機能しているかが重要です。その為には「ドーパミン」や「オキシトシン」といった幸福を感じるホルモンが脳内に分泌されている事がカギなのです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、まさに楽しく努力出来た者勝ちという事になるのです。
では、その感情の起因するところは何か? それは、「自分自身の根本を信じること」にあります。「私はやれば出来る人間だ!」と心底自分を信頼している子にとって「努力」とは「夢実現」への「約束事」になるのです。だからこそ日々の目標達成への努力は辛いものではなく、希望に満ちた前進になります。
先月の21日から23日は共学琉大セミナーの中学部を対象として交流合宿が開催されました。1年生から3年生まで、多くの参加があり、総勢42名での大規模なイベントとなりました。この合宿の目的は、まさに「自分の根本を信じること」でした。
人間という可能性に満ちた動物に生まれたこと、
そんな人間の中でも誇り高き日本人として生まれたこと、
日本人の中でもこの心優しい沖縄に生まれたこと、
そしてかけがえのない両親から生まれたこと。
セミナー生ひとりひとりが「自分」という存在を紐解いてその根本がここまで素晴らしいモノだと実感することが出来たと思います。
交流合宿のなかで
時には講義を持って、
時にはグループ対抗のゲームを通して、
時には時にはワークや瞑想、食前食後のあいさつを通して、
自分と言う存在について深く考え、
自分の人生とは何かを真剣に考えました。
自分は周囲からここまで愛されている素敵な存在だ!
そして、無限の可能性のある素晴らしい素質を持っている!
社会に貢献する人財になれる!やれば出来る!
そのように強く実感できたことでしょう。
また、今回の合宿で学んだことで、親の子へ対する愛情に触れ、家庭での親子の絆がさらに深まったかと思います。ご両親からの愛情をしっかりと受け止めたセミナー生たちは、これから大きく飛躍すると信じております。合宿参加へのご理解とご協力を賜りました保護者の皆様方に深く感謝申し上げます。
共学琉大セミナー
塾長 福山 冬威