夏の経験を振り返る
沖縄もようやく、涼しい風が吹くようになり、ついに秋がきた!と感じるこの頃ですね。
さて、古来から農耕民族である日本人にとって、秋は収穫の季節です。
春にかけてしっかりと田植えをし、夏を通して大事に大事に育ててきた作物が、いよいよ収穫されるわけです。
くしくも勉強において同じことが言えます。
春先から塾に通い始めた生徒達は、夏期講習を通して一番忙しい時期を終え、秋に自らの成長を実感します。
夏期講習で一生懸命、塾で学習に励んだ生徒はこの秋の模試・定期試験で確かな成長・手応えを感じていることでしょう。
あるいは、春と夏でやるべき「課題」に手を抜いたと感じている生徒は、相応の反省がある時期ともいえます。
共学琉大セミナーの中3生は先月、「模試」の結果が発表され、多くの生徒が大きく成績を向上させました。
B判定以下だった生徒のうち数人はA判定に好転し、一安心した事でしょう。
生徒各々が夏期講習を「意識的に」取り組んだおかげで、まさに「収穫があった」そんな季節になったと思います。
また、武士の世界では農繁期には戦を中断して農業に励み、秋に収穫を終えた農閉期に再び戦に出ていった時代があるそうです。
わたしたち日本人のDNAにはそういった歴史が刻まれており、秋になると「闘争心」が湧くそうです。
成績が伸びた生徒も、伸び悩んだ生徒も、その経験から得た「心構え」をもとに次の戦に臨みます。
冬がやってくるといよいよ受験シーズンです。
中学受験に挑む小6生、高校受験を迎える中3生、それぞれ新たな戦いに喜び勇んでいることでしょう。
これから寒さが厳しくなるにつれ、目は覚め渡り、脳は活性化され、さらなる学力向上に挑んでいきましょう!
共学琉大セミナー
塾長 福山冬威
(10月1日 会員向け月刊新聞「共琉だより」第237号より一部抜粋)