スキンシップが脳の活性化を促す
子どもを勉強好きにする親
人間の母乳は他の哺乳動物の母乳に比べると濃度が薄いので、
不足する栄養分を補うために新生児への授乳回数を多くしなければならない様です。
人間だと一日に十数回の授乳が必要ですが、ウサギだと一日一回の授乳で済みます。
人間以外の哺乳動物は、襲われる危険を出来るだけ少なくするために自然の摂理でそうなったと解釈できます。
襲われる危険のない私達人間の場合、授乳回数の多さの煩雑さはありますが、神様はちゃんと利点も授けています。
人間の新生児は授乳毎に母親の胸に抱かれ、その度に母親の顔を見て、
母親の匂いを嗅ぎ、母親の心音を聴き、母親とスキンシップをしながら、母乳を味わいます。
授乳の度に一日に何度も五感を全開にさせています。
それが、結果的に脳システムの活性化を促していることが分っています。
つまり、母親と一緒の時間を過ごすことは、新生児はもちろん、
私達人間にとって大きな意味をもつことが分かります。
ヒカリ教室では、幼児の皆さんや小学生の皆さんにプリントコースやいろいろな課題が出されます。
それらは決して辛い宿題などではなく、「お母さんと共に過ごす大切な機会なのだ!」と捉えて欲しいのです。
それら課題をお母さんと一緒に解いていく時間こそ、
新生児への授乳と同じで、お母さんと一緒に過ごす大切な時間なのです。
お母さんの偉大さを感じ、お母さんの優しさに包まれ、
安心感を得られると同時に自信を培う大切な体験を得る時間そのものなのです。
その様な認識をもってお子様と過ごして行かれたら、
お子様の課題(宿題)は叱る材料ではなく、褒める材料となるし、子どもに自信を持たせる材料となります。
プリントを解く時間が、お母さんとの幸せな時間に感じるお子様は、きっと勉強好きな生徒に育って行くのだと思います。
代表 喜納 康光
(10月1日 会員向け月刊新聞「ヒカリっ子」第176号より一部抜粋)