親は子どもにとっての催眠術師である!
天才はこうして引き出される
「催眠」と聞くと、相手を思い通りにコントロールすること、というイメージがありますが、
皆さんはどの様に解釈されますか。
私たちはこれまでの体験を通して、様々な事を信じ込んだり、
思い込みを決めつけたりしている事が多くあります。
例えば、ヨットは向かい風に向かって進めない!とか、
円周率100ケタは一時間で覚えられない!などです。
しかし、私はそれらを可能にした体験があります。
実は、その思い込みも「催眠」の一つと言えます。
つまり、自分の体験では、それは出来ない事だったので、それは不可能である!
と思いこんでしまう事です。
人間なら誰もがそのような催眠にかかっている、と言って良いでしょう。
そして自分自身に対しての思い込みを「自己像」(セルフイメージ)と言います。
その自己像の通りに人は行動することも分っているので、
より良い自己像を持っていることが望ましい事は言うまでもありません。
例えば、当教室では幼児のうちに47都道府県を覚えます。
彼らにとってそれは「難題に挑戦している」というわけではありません。
楽しんで覚えているので、それが出来ることが特別凄い事!というわけでもありません。
当たり前のレベルで仕上げてしまいます。
それが「私はできる!」という体験となり、自己像として定着していきます。
出来る事が特別ではなく、ごく当たり前の事なのです。
周りの人たちから見ると凄い事でも、本人はごく当たり前に実現してしまうのです。
周囲の大人の言葉一つひとつも、
子供たちにとっては自己像につながるので、
日々使う言葉を大切にしていきたいと思います。
代表 喜納 康光
(7月1日 会員向け月刊新聞「ヒカリっ子」第161号より一部抜粋)
(画像提供:https://unsplash.com/photos/Y1uG1DXudUc)