過去の反省を子の人生に託す
目指すなら、これ以上にないと思える最高の人生を!
多くの皆さんが「もし時を巻き戻せるのなら〇〇がしたい」と一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
鈴木イチロー選手のお父さんも、プロ野球選手になるという夢を実現できなかった時、過去からやり直したかったそうですが叶いませんでした。そこで彼が行ったことは、自分の子どもにその夢を託すことでした。イチロー選手にはお兄さんがいます。お父さんはそのお兄さんに夢を託しましたが、うまく行きませんでした。しかし、次男のイチロー君は野球にとても興味を持ってくれました。そこから二人の二人三脚の野球人生が始まり、結果現在のイチロー選手が生まれたのです。
子どもにも自分の人生を選択する権利があります。イチロー選手も父親に強制的に野球をさせられたわけではなく、本人の意思で歩んだ道でした。むしろ、父からのアプローチがなければイチロー君は自分の夢を見つけられなかったかもしれません。それどころか、父親に感謝してもしきれないほどの偉業を成し遂げています。
自分が叶えることのできなかった夢を子に託すことは決して間違っているとは思いません。あの時こうすべきだったと思う事を子にアドバイスする行為は体験や知識を多く持つ大人の仕事だと考えます。
叶えられなかった過去、あるいはもっとこうすれば良かったと思われる事を子どもと一緒に実現していく人生はワクワクするものです。
あの時は実現できなかったという反省があるからこそ、次の挑戦にそれらが活かせます。子育てとはその様なものではないでしょうか。
お子様の人生が、ご父母の願うイメージ通りに実現することを心より願っております。
代表 喜納 康光