人は自己像の通りに行動する
言葉によって引き出される潜在能力
私たち大人も、もちろん子供たちも皆自分では気づいていない素晴らしい能力を秘めております。
毎年この時期、小学校6年生から中学一年生に進学する生徒たちを指導していると、おもしろい事が起こります。
彼らに「皆さんは、中学生になったら優秀な成績を収め、学力優等生と評価されるようになります。」と言葉をかけて指導しますと、本当にそのような生徒になります。
そうなれる理由も明確にお伝えします。生徒たちは、初め半信半疑でも、そうなれる様々な理由を日々語られることによって「なれそうな気がする」となり、結果その通りになってしまいます。
その様な生徒たちを見ていると、学力不振と評価されている中学生も「実際は成績優良の能力が備わっていたはず」と感じるのです。
「初めての中間テストで上位の成績を取る」という目標を持っていなかった為に、たまたま後半の成績を取ってしまうと「私は学年で最後に近い成績だ!」という自己暗示にかかってしまい、その後なかなか「私は成績上位者である」という自己像は描きにくくなってしまいます。ですから「私はできる」という自己像を持たせることは非常に大切です。
さて、3月28日にはヒカリ教室の発表会が行われます。そこで発表する内容は決まっており、それが出来るようになる努力が今必要です。
親が「あなたは出来る」とプラスの言葉をかけ続け、そして目標を達成した暁には、「私は、やればできる!」という自己像ができあがります。
ヒカリ教室では「生徒の自己像を高めるための発表会」という位置づけで開催して参りますので、ご家庭でも生徒の応援をよろしくお願いいたします。
代表 喜納 康光
(3月1日 会員向け月刊新聞「ヒカリっ子」第157号より一部抜粋)